令和7年10月10日(金曜日)、昨年度に引き続き熊本県主催の「南海トラフ地震広域応援訓練」と連携し、九州・山口各県が参加して南海トラフ地震を想定した九州ブロックでの応援体制強化を目的とした訓練を行いました。
今年度の訓練は、第165回九州地方知事会での決定を受け熊本県が会長代行県として九州・山口各県の情報収集、国の現地対策本部等との調整、リエゾン派遣調整の他、全国で初めて広域ブロック単位で内閣府の新総合防災情報システム(SOBO-WEB)を活用した道路啓開調整の訓練を実施しました。
今後とも南海トラフ地震などの大規模災害へ備えるため、九州・山口一体となって取り組んで行きます。
1 訓練の概要
⑴ 実施日時
令和7年10月10日(金曜日)午前10時から午前12時30分
⑵ 参加機関
九州地方知事会構成県(9県)
内閣府(防災)、総務省応援派遣室、西部方面総監部、防災科学技術研究所等13機関
2 訓練の様子
(1) 九州日向灘沖でマグニチュード9.1の地震が発生し、宮崎県、大分県で震度7の地震及び最大17mの津波が発生したという想定で訓練を実施。
(2) 熊本県が会長代行県として「九州地方知事会支援対策本部」を設置し各県からの情報収集や国との情報共有訓練を実施。
(3) 国の南トラAPを取り入れて即時応援県及びその他の県から重点受援県へのリエゾン派遣の調整訓練を実施。
(4) 内閣府の新総合防災情報システム(SOBO-WEB) を活用して先遣隊及びリエゾンの進出ルートの確認を実施。
広域ブロック単位では、全国初の訓練。
(5) 広域輸送ルートでの進出が困難な場合に備えて、陸上自衛隊西部方面総監部と連携し、ヘリコプターを活用した先遣隊やリエゾンの搬送訓練を実施。